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損
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そくな
ふりがな文庫
“
損
(
そくな
)” の例文
虱は慌てて
其辺
(
そこら
)
を
這
(
は
)
ひ回つたが、職人の掌面は職人の住むでゐる世界よりもずつと広かつた。虱は方角を
取
(
と
)
り
損
(
そくな
)
つて中指にのぼりかけた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「もうけ
損
(
そくな
)
って不機嫌な処だから、少し手間が取れました。」この外交家だから、二本目は、公園の坂の出口を
行越
(
ゆきこ
)
した町で、煙草を買って借りたなどはものの数でもない。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかも普通の落ち方ではない。
遥
(
はる
)
かこなたの
人後
(
じんご
)
だから心細い。葬式の赤飯に手を出し
損
(
そくな
)
った時なら何とも思わないが、帝国の運命を決する活動力の断片を
見損
(
みそこな
)
うのは残念である。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お蔦 成り
損
(
そくな
)
ったら田舎へ帰って、
鋤鍬
(
すきくわ
)
を握るさ、
家
(
うち
)
はお百姓なんだろう。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
何、どうしたと、
殺
(
や
)
り
損
(
そくな
)
って
反対
(
あべこべ
)
に
当身
(
あてみ
)
を
喰
(
くら
)
った。それだから
虚気
(
うっかり
)
手を出すなと言わねえことか。や、銀平殿お前もお帰りか。「はい、旦那唯今。「うむ、御苦労、なに下枝
様
(
さん
)
はどうじゃ。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“損”の意味
《名詞》
(ソン、連濁:ゾン)損失。不利益。
(ソン、連濁:ゾン)労力が無駄になること。
(出典:Wiktionary)
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
“損”を含む語句
仕損
見損
破損
損傷
死損
出来損
書損
損害
大損
射損
欠損
損所
遣損
出損
毀損
損料
損耗
取損
骨折損
水損
...