“損所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんしょ50.0%
きずあと25.0%
そんしよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じっさいもう一と月のうちに、一同の住居する土地をきめねばならぬ、サクラ号の損所そんしょはだんだんはげしくなる、このぶんでは、一と月ももたぬかもしれぬのだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「敷居にのみを押し込んだ損所きずあとがあるとか、雨戸に破れがあるとか、格子に動くか拔けるのがあるとか——」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
おつぎは自分じぶんには柹木かきのきみきが二またつたところくしがそつとせてあるのを發見はつけんした。くし鼈甲模擬べつかふまがひのゴムのくしであつた。が二まいばかりけてた。おつぎは損所そんしよ凝然ぢつすぐかみした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)