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揺起
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ゆりおこ
ふりがな文庫
“
揺起
(
ゆりおこ
)” の例文
旧字:
搖起
ト
前刻
(
さつき
)
、
止
(
よ
)
せ、と
云
(
い
)
つて
留
(
と
)
めたけれども、
其
(
それ
)
でも
女中
(
ぢよちゆう
)
が
伸
(
の
)
べて
行
(
い
)
つた、
隣
(
となり
)
の
寐床
(
ねどこ
)
の、
掻巻
(
かいまき
)
の
袖
(
そで
)
が
動
(
うご
)
いて、
煽
(
あふ
)
るやうにして
揺起
(
ゆりおこ
)
す。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寺の鐘が、枕に附いている病人を
揺起
(
ゆりおこ
)
すような調子で鳴っている。厭な、鈍い、死ということを思わせる音であった。
悪魔
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夜
(
よ
)
は
深々
(
しん/\
)
と
更渡
(
ふけわた
)
り、八ツの鐘がボーンと響く途端に、
主人
(
あるじ
)
が勝五郎を
揺起
(
ゆりおこ
)
しました。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ずかと無遠慮には踏込み兼ねて、誰か
内端
(
うちわ
)
に
引被
(
ひっかつ
)
いで寝た処を
揺起
(
ゆりおこ
)
すといった体裁……
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
竹「もし/\宗達様/\/\(
揺起
(
ゆりおこ
)
す)」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
揺
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“揺”で始まる語句
揺
揺曳
揺籃
揺々
揺椅子
揺籠
揺蕩
揺上
揺動
揺振