揺起ゆりおこ)” の例文
旧字:搖起
前刻さつきせ、とつてめたけれども、それでも女中ぢよちゆうべてつた、となり寐床ねどこの、掻巻かいまきそでうごいて、あふるやうにして揺起ゆりおこす。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
寺の鐘が、枕に附いている病人を揺起ゆりおこすような調子で鳴っている。厭な、鈍い、死ということを思わせる音であった。
悪魔 (新字新仮名) / 小川未明(著)
深々しん/\更渡ふけわたり、八ツの鐘がボーンと響く途端に、主人あるじが勝五郎を揺起ゆりおこしました。
ずかと無遠慮には踏込み兼ねて、誰か内端うちわ引被ひっかついで寝た処を揺起ゆりおこすといった体裁……
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
竹「もし/\宗達様/\/\(揺起ゆりおこす)」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)