“握占”の読み方と例文
読み方割合
にぎりし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
握占にぎりしめたてのひらを、自分で捻開こじあけるようにして開いたが、恐る恐るすかして見ると
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、おなしたさきれた、とおもふとしぼつてづるのやうななみだとゝもに、ほろり、とさいちた。たなごゝろわするゝばかりこゝろめて握占にぎりしめたときはなうづまくやうに製作せいさくきよういた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)