掲載けいさい)” の例文
左の一篇は木村芥舟翁きむらかいしゅうおう稿こうかかり、時事新報じじしんぽう掲載けいさいしたるものなり。その文中、瘠我慢やせがまんせつ関係かんけいするものあるを以て、ここに附記ふきす。
現に、昨一九三四年の『ナツーアウィッセンシャフテン』第三十一号に、その飼育法しいくほうに関する記事が掲載けいさいされていたくらいである。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これを先生にうて時事新報の紙上に掲載けいさいすることとなし、なお先生がこの文を勝、榎本二氏に与えたる後、明治二十五年の二月
瘠我慢の説:01 序 (新字新仮名) / 石河幹明(著)
と記し、つづいて「黄金の塔」の由来ゆらいや、二十面相の従来の手口、明智名探偵の訪問記事などを、ながながと掲載けいさいしました。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
一度も掲載けいさいされなかったので、今はまったくそんな望みを絶って、ただ自作の英文は絹糸でじた洋紙の帳簿に綺麗に書留めておくに止めている。
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
たとえば同誌に掲載けいさいされている『フランス国の玉座の上の貧しい男の子』というのは第五夜の物語である。
絵のない絵本:02 解説 (新字新仮名) / 矢崎源九郎(著)
たとえば同誌に掲載けいさいされている『フランス国の玉座の上の貧しい男の子』というのは第五夜の物語である。
その演説は翌日新聞に掲載けいさいされ、ぼうが如何なる問題について如何なる説をいたかが全国に行き渡る。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
余すなわちその事実にり一文を草し、碩果生せきかせいの名を以てこれを同二十五日の時事新報に掲載けいさいせり。実に先生発病はつびょうの当日なり。本文と関係かんけいあるを以てここ附記ふきす。
世間には往々おうおうこれを伝うるものありと見え、現に客冬かくとう刊行の或る雑誌にも掲載けいさいしたるよし
瘠我慢の説:01 序 (新字新仮名) / 石河幹明(著)