“押戻”の読み方と例文
読み方割合
おしもど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雖然けれども曳惱ひきなやんで、ともすれば向風むかひかぜ押戻おしもどされさうにる。暗闇やみおほいなるふちごとし。……前途ゆくさき覺束おぼつかなさ。うやら九時くじのにひさうにおもはれぬ。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
紙に包みてさし出しければ長庵は押戻おしもど否々いや/\それは思ひも寄ぬ事なりかねて我が言たる通り工面くめんさへ出來る事なれば何であの孝行かうかうな娘の身を浮川竹うきかはたけに沈むる周旋せわを我しやう他人がましき事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
推返おしかえすを又押戻おしもどして。