わなゝ)” の例文
旧字:
それとにはか心着こゝろづけば、天窓あたまより爪先まで氷を浴ぶる心地して、歯の根も合はずわなゝきつゝ、不気味にへぬ顔をげて、手燭ぼんぼりの影かすかに血の足痕あしあと仰見あふぎみる時しも、天井より糸を引きて一疋いつぴきの蜘蛛垂下たれさが
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
休む無しにわなゝくので。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
わなゝく手足は夜着をあふりて、波の如くに揺らめいたり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ちらとわなゝく電灯よ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
かすかにわなゝ
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)