“成共”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なりとも66.7%
なれども33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一 婦人は夫の家を我家わがいえとする故に唐土もろこしにはよめいりを帰るといふなり。仮令夫の家貧賤成共なりとも夫を怨むべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つれなされ上野うへの成共なりとも隅田すみだ成ともお心任せの方へ至り終日お遊び爲されませ和吉も今年ことしは十四なれば貴君あなたのおともには恰好かくかううれしき餘り忠義の忠兵衞己れ一にん饒舌廻しやべりまはし其座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おくりけり茲に又遠州ゑんしう呑村のみむら名主なぬし九郎右衞門は五ヶ年以前病死びやうしなし名主跡役あとやくは當村の惣左衞門と云者に申付られしかばせがれ九助は當年廿歳に成共なれども今はむかし引替ひきかへ困窮こんきうなし借金も多かりしゆゑ母は氣病がつひに大病となり今は此世のたのみも少く或日枕邊まくらべ近く九助を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)