“なりとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成共66.7%
斉朝33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一 婦人は夫の家を我家わがいえとする故に唐土もろこしにはよめいりを帰るといふなり。仮令夫の家貧賤成共なりとも夫を怨むべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つれなされ上野うへの成共なりとも隅田すみだ成ともお心任せの方へ至り終日お遊び爲されませ和吉も今年ことしは十四なれば貴君あなたのおともには恰好かくかううれしき餘り忠義の忠兵衞己れ一にん饒舌廻しやべりまはし其座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
七十四歳を以て「外山邸舎」に歿したと云ふから、尾張中将斉朝なりともの市谷門外の上屋敷が其易簀えきさくの所であらう。諸侯の国政をあづかり聴いた平洲は平生「書牘来、読了多手火之」と云ふ習慣を有してゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)