斉朝なりとも)” の例文
七十四歳を以て「外山邸舎」に歿したと云ふから、尾張中将斉朝なりともの市谷門外の上屋敷が其易簀えきさくの所であらう。諸侯の国政をあづかり聴いた平洲は平生「書牘来、読了多手火之」と云ふ習慣を有してゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)