“斉明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいめい75.0%
トキアキラ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斉明さいめい天皇の三年に大海人皇子の妃となり、皇子が東宮の頃はむろん壬申の乱のさ中に在っても、つねに御身近くたすけ、苦難をともにされし方であった。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
喜田博士は皇后で後天皇になられた御方だとしたから、此処では皇極こうぎょく斉明さいめい)天皇に当らせられる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そのころ、左京太夫致忠ムネタダの四男に、藤原の保輔やすすけという横ざまな男があった。おいにあたる右兵衛尉うひょうえのじょう斉明トキアキラという若者を語らって、徒党をあつめ、盗賊の首領となった。
紫大納言 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)