“斉隆”の読み方と例文
読み方割合
なりたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛政七年には、十八年来、信階のぢよ幾勢きせが仕へてゐる黒田家に又代替があつた。八月二十四日に筑前守斉隆なりたかが卒して、十月六日に嫡子官兵衛斉清なりきよが襲封したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
るんはこれから文化五年七月まで、三十一年間黒田家に勤めていて、治之はるゆき治高はるたか斉隆なりたか斉清なりきよの四代の奥方に仕え、表使格おもてづかいかくに進められ、隠居して終身二人扶持にんふちを貰うことになった。
じいさんばあさん (新字新仮名) / 森鴎外(著)
雅之助は後筑前守斉隆なりたかと云つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)