悲運ひうん)” の例文
幸運こううん悲運ひうんのけじめは勿論もちろんあるとしても、つ者がつにはかならず當ぜん由がある。蹴落けおとされて憐憫れんびんつ如き心かけなら、はじめから如何なる勝負せうふにもたゝかひにも出る資格しかくはないわけだ。
われわれにこの悲運ひうんを与えた神に祈るのが。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
悲運ひうんうらやおんな
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
悲運ひうんものにめぐつてくるときならぬ福運ふくうん、そんなことまでがしきりにかんがへられた。
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)