トップ
>
悚毛
>
おぞけ
ふりがな文庫
“
悚毛
(
おぞけ
)” の例文
それを承知の上でここまで呼び出して置きながら、蛇と聞くと直ぐに
悚毛
(
おぞけ
)
をふるって逃げ腰になるようじゃあ、とても末長くおつきあいは出来ませんね。ねえ、花ちゃん。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
敦賀
(
つるが
)
で
悚毛
(
おぞけ
)
の
立
(
た
)
つほど
煩
(
わづら
)
はしいのは
宿引
(
やどひき
)
の
悪弊
(
あくへい
)
で、
其日
(
そのひ
)
も
期
(
き
)
したる
如
(
ごと
)
く、
汽車
(
きしや
)
を
下
(
お
)
りると
停車場
(
ステーシヨン
)
の
出口
(
でぐち
)
から
町端
(
まちはな
)
へかけて
招
(
まね
)
きの
提灯
(
ちやうちん
)
、
印傘
(
しるしかさ
)
の
堤
(
つゝみ
)
を
築
(
きづ
)
き、
潜抜
(
くゞりぬ
)
ける
隙
(
すき
)
もあらなく
旅人
(
たびびと
)
を
取囲
(
とりかこ
)
んで
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
敦賀で
悚毛
(
おぞけ
)
の立つほど
煩
(
わずら
)
わしいのは
宿引
(
やどひき
)
の
悪弊
(
あくへい
)
で、その日も期したるごとく、汽車を
下
(
おり
)
ると
停車場
(
ステイション
)
の出口から
町端
(
まちはな
)
へかけて招きの
提灯
(
ちょうちん
)
、
印傘
(
しるしがさ
)
の
堤
(
つつみ
)
を築き、
潜抜
(
くぐりぬ
)
ける
隙
(
すき
)
もあらなく旅人を取囲んで
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
悚毛
(
おぞけ
)
を
震
(
ふる
)
つて
立窘
(
たちすく
)
むと
涼
(
すゞ
)
しさが
身
(
み
)
に
染
(
し
)
みて
気
(
き
)
が
着
(
つ
)
くと
山颪
(
やまおろし
)
よ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
悚
漢検1級
部首:⼼
10画
毛
常用漢字
小2
部首:⽑
4画
“悚”で始まる語句
悚然
悚
悚立
悚気
悚撃