悚毛おぞけ)” の例文
それを承知の上でここまで呼び出して置きながら、蛇と聞くと直ぐに悚毛おぞけをふるって逃げ腰になるようじゃあ、とても末長くおつきあいは出来ませんね。ねえ、花ちゃん。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
敦賀つるが悚毛おぞけつほどわづらはしいのは宿引やどひき悪弊あくへいで、其日そのひしたるごとく、汽車きしやりると停車場ステーシヨン出口でぐちから町端まちはなへかけてまねきの提灯ちやうちん印傘しるしかさつゝみきづき、潜抜くゞりぬけるすきもあらなく旅人たびびと取囲とりかこんで
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
敦賀で悚毛おぞけの立つほどわずらわしいのは宿引やどひき悪弊あくへいで、その日も期したるごとく、汽車をおりると停車場ステイションの出口から町端まちはなへかけて招きの提灯ちょうちん印傘しるしがさつつみを築き、潜抜くぐりぬけるすきもあらなく旅人を取囲んで
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
悚毛おぞけふるつて立窘たちすくむとすゞしさがみてくと山颪やまおろしよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)