“悚気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞっ60.0%
ぞつ20.0%
ぞツ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房おかみさん、桑名じゃあ……芸者の箱屋は按摩かい。」と悚気ぞっとしたように肩を細く、この時やっと居直って、女房を見た、色が悪い。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自棄やけげるあしも、しかし、すぼまつて、そのさむいよりも悚気ぞつとした。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わし悚気ぞツとしておもてそむけたが婦人をんな何気なにげないていであつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)