“ぞツ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悚然40.0%
悚気20.0%
慄然20.0%
竦然20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ前刻さツきのお百姓ひやくしやうがものゝ間違まちがひでも故道ふるみちにはへびうといつてくれたら、地獄ぢごくちてもなかつたにとりつけられて、なみだながれた、南無阿弥陀仏なむあみだぶついまでも悚然ぞツとする。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
わし悚気ぞツとしておもてそむけたが婦人をんな何気なにげないていであつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
また墓場と寺がある……、フト、ぐうたらなる生活状態の危險を思ツて慄然ぞツとした。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
一目見ただけで、風早學士は竦然ぞツとした。そして考へた。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)