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悚然
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ぞツ
ふりがな文庫
“
悚然
(
ぞツ
)” の例文
理窟は別として、人間の生活慾は、牛肉を快喫する動物性はあツても、人間の感情は、ただ一片の同胞の筋肉を見ても
悚然
(
ぞツ
)
とする。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
あゝ
前刻
(
さツき
)
のお
百姓
(
ひやくしやう
)
がものゝ
間違
(
まちがひ
)
でも
故道
(
ふるみち
)
には
蛇
(
へび
)
が
恁
(
か
)
うといつてくれたら、
地獄
(
ぢごく
)
へ
落
(
お
)
ちても
来
(
こ
)
なかつたにと
照
(
て
)
りつけられて、
涙
(
なみだ
)
が
流
(
なが
)
れた、
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
、
今
(
いま
)
でも
悚然
(
ぞツ
)
とする。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
しても
悚然
(
ぞツ
)
とするて。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“悚然”の意味
《名詞》
恐れて震えるさま。
(出典:Wiktionary)
悚
漢検1級
部首:⼼
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“悚”で始まる語句
悚
悚立
悚気
悚毛
悚撃