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悚気
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ぞっ
ふりがな文庫
“
悚気
(
ぞっ
)” の例文
「
女房
(
おかみ
)
さん、桑名じゃあ……芸者の箱屋は按摩かい。」と
悚気
(
ぞっ
)
としたように肩を細く、この時やっと居直って、女房を見た、色が悪い。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嘉吉とかを聞くにつけても、よく気が違わずに済んだ事、とお話中に
悚気
(
ぞっ
)
としたよ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……で
悚気
(
ぞっ
)
としたが、
熟
(
じっ
)
と
視
(
み
)
ると、鼠か、
溝鼠
(
どぶねずみ
)
か、降る雨に、あくどく濡れて
這
(
は
)
っている。……時も時だし、や、小さな狢が天井へ、とうっかり
饒舌
(
しゃべ
)
って、きれいな鳥を蓮池へ飛ばしたのであった。
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
悚
漢検1級
部首:⼼
10画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“悚”で始まる語句
悚然
悚
悚立
悚毛
悚撃