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怪火
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あやしび
ふりがな文庫
“
怪火
(
あやしび
)” の例文
怪火
(
あやしび
)
に映る、その大滝の雪は、目の前なる、ズツンと重い、
大
(
おおき
)
な山の頂から
一雪崩
(
ひとなだ
)
れに落ちて来るようにも見えました。
雪霊続記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
手を振り声を潜め眼を円くして、古城で変な足音の聴えた事や、深林に
怪火
(
あやしび
)
の現われた事など、それから
夫
(
そ
)
れへと
巧
(
たくみ
)
に語るので、娘達は
恐
(
こわ
)
ければ恐い程面白く
黄金の腕環:流星奇談
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
と、前方遥か
彼方
(
あなた
)
に赤黄色い灯火がぼんやりと
怪火
(
あやしび
)
のように
点
(
とも
)
っている。そこに土牢があるのでもあろう。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
朽沼
(
くちぬま
)
の
夜
(
よる
)
の
怪火
(
あやしび
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
怪火
(
あやしび
)
に
映
(
うつ
)
る、
其
(
そ
)
の
大瀧
(
おほだき
)
の
雪
(
ゆき
)
は、
目
(
め
)
の
前
(
まへ
)
なる、ヅツンと
重
(
おも
)
い、
大
(
おほき
)
な
山
(
やま
)
の
頂
(
いたゞき
)
から
一雪崩
(
ひとなだ
)
れに
落
(
お
)
ちて
來
(
く
)
るやうにも
見
(
み
)
えました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
怪火
(
あやしび
)
、陰火の数々。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“怪火”の意味
《名詞》
怪 火 (かいか)
原因不明の火事。放火と疑わしい火事。不審火。
正体不明の火。鬼火、人魂など。
(出典:Wiktionary)
“怪火”の解説
怪火(かいか)は、原因不明の火が現れる怪異現象。
(出典:Wikipedia)
怪
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“怪”で始まる語句
怪
怪訝
怪我
怪物
怪我人
怪鳥
怪異
怪談
怪力
怪奇