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心窃
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こころひそか
ふりがな文庫
“
心窃
(
こころひそか
)” の例文
旧字:
心竊
しかしだんだん彼らと
交
(
つき
)
あってみると、実に
村夫子
(
そんぷうし
)
の中に高い人格を
備
(
そな
)
えた人が、
到
(
いた
)
る所にいるのを見て、
心窃
(
こころひそか
)
に喜んでいる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
問われるままに案外無造作に白状してしまうかも知れない。それと共に自分の遊び足りない事と嫉妬を起した事などを
心窃
(
こころひそか
)
に冷笑しないとも限らない。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
予期の大観に接することを得ないように思われて、
心窃
(
こころひそか
)
に物足りなく感じた。
尾瀬雑談
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
彼
(
かれ
)
は
町
(
まち
)
に
沢山
(
たくさん
)
の
病家
(
びょうか
)
の
顧主
(
とくい
)
を
持
(
も
)
っている。で、
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
を
心窃
(
こころひそか
)
に
院長
(
いんちょう
)
より
遙
(
はるか
)
に
実際
(
じっさい
)
において、
経験
(
けいけん
)
に
積
(
つ
)
んでいるものと
認
(
みと
)
めていた。
何
(
なん
)
となれば
院長
(
いんちょう
)
には
町
(
まち
)
に
顧主
(
とくい
)
の
病家
(
びょうか
)
などは
少
(
すこ
)
しも
無
(
な
)
いのであるから。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
窃
常用漢字
中学
部首:⽳
9画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許