御足おみあし)” の例文
陛下の御足おみあしに穿かせられました、その御靴はそもそも何によつて製せられたものでござりまするか? つらつら考へまするに、世界広しといへども
正「御足おみあしを切るというのは強気ごうきといけませんから、切らずに御全快になるような事をお話し申したいんですが」
「それはそれは、御不都合な、つい話に実がりまして、まあ、とんだ御足おみあしを留めましてござります。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その玉のような白い花は、御釈迦様の御足おみあしのまわりに、ゆらゆらうてなを動かして、そのまん中にある金色のずいからは、何とも云えないい匂が、絶間たえまなくあたりへあふれて居ります。
蜘蛛の糸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
わらび狩りはどうだい、たれかさんの御足おみあしが大分重かッたっけ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「奥様、御足おみあしでもさすりましょうか」
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その御足おみあしは、果してどんな御足おみあしでござりませうか? どう内輪に見ましても、純白の砂糖ででも出来てゐなくては叶ひますまいと存ぜられまするが。
「えい、奥様を見付けたのでございます。方々探して知れなかったも道理、こんな処に隠れていらっしゃるんだもの、今日の御足おみあしむだにはなりませなんだ。いかがはからいましょう。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
痛む方の御足おみあしへ斯う枕を取外とりはずす時には、何うも男の手では痛いから、女がいけれども慣れないうちは痛いと仰しゃって、わたくしにばかり仰せ附けでございますが、私が居りませんのち
若旦那の御足おみあしを切らずとも御全快になりましょうと思いますが、如何いかゞでしょう
かりそめにも男女なんにょ七才にして席を同じゅうせずで、一つ寝床へ女と一緒に寝て、ひとに悪い評でも立てられると、修行の身の上なれば甚だ困ると断ると、左様ならば御足おみあしでもさすらして下さいましと云った
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)