徒党ととう)” の例文
旧字:徒黨
『後で又、どんな事になるでしょう。旗本衆は、徒党ととうを組むから、とても怖いと、よく世間で申しますから』
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「とうとうそんなことにまでなってしまったのか。おそろしいものだね。徒党ととうの争いというものは。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
孝助は此奴等こいつら徒党ととうしたのではないかと、すかして向うを見ると、どぶふちに今一人しゃがんで居るから、孝助はねて殿様が教えて下さるには、敵手あいての大勢の時はあわてると怪我をする
正信の考えでは三成を生かしておけば今に徒党ととうを結んで反乱を起す。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
隣家となりの宮野邊源之進はこれを聞附きゝつけ思うよう、飯島のごとき手者てしゃところへ押入る狼藉ものだから、大勢たいぜい徒党ととうしたに相違ないから、成るたけ遅くなって、夜が明けてく方がいゝと思いず一同を呼起よびおこ
徒党ととうを組んで通行はまかりならぬ」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから、徒党ととうの暴挙とはいわれない
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)