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徒党
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ととう
ふりがな文庫
“
徒党
(
ととう
)” の例文
旧字:
徒黨
『後で又、どんな事になるでしょう。旗本衆は、
徒党
(
ととう
)
を組むから、とても怖いと、よく世間で申しますから』
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「とうとうそんなことにまでなってしまったのか。おそろしいものだね。
徒党
(
ととう
)
の争いというものは。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
孝助は
此奴等
(
こいつら
)
は
徒党
(
ととう
)
したのではないかと、
透
(
すか
)
して向うを見ると、
溝
(
どぶ
)
の
縁
(
ふち
)
に今一人
踞
(
しゃが
)
んで居るから、孝助は
予
(
か
)
ねて殿様が教えて下さるには、
敵手
(
あいて
)
の大勢の時は
慌
(
あわ
)
てると怪我をする
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
正信の考えでは三成を生かしておけば今に
徒党
(
ととう
)
を結んで反乱を起す。
家康
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
隣家
(
となり
)
の宮野邊源之進はこれを
聞附
(
きゝつ
)
け思う
様
(
よう
)
、飯島のごとき
手者
(
てしゃ
)
の
処
(
ところ
)
へ押入る狼藉ものだから、
大勢
(
たいぜい
)
徒党
(
ととう
)
したに相違ないから、成るたけ遅くなって、夜が明けて
往
(
ゆ
)
く方がいゝと思い
先
(
ま
)
ず一同を
呼起
(
よびおこ
)
し
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「
徒党
(
ととう
)
を組んで通行は
罷
(
まか
)
りならぬ」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから、
徒党
(
ととう
)
の暴挙とはいわれない
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“徒党”の意味
《名詞》
徒党(ととう)
あることを企んで集まった仲間やグループ。またそのようにして仲間を組むこと。
(出典:Wiktionary)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
党
常用漢字
小6
部首:⼉
10画
“徒”で始まる語句
徒
徒歩
徒然
徒士
徒渉
徒爾
徒然草
徒事
徒輩
徒労