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カ
ふりがな文庫
“
彼
(
カ
)” の例文
彼
(
カ
)
の人の眠りは、
徐
(
シヅ
)
かに覚めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え圧するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
降りつゝ歌ふ
彼
(
カ
)
がいさほ
ハンニバル雪のアルプ越
(新字旧仮名)
/
槙村浩
(著)
彼
(
カ
)
の人の眠りは、
徐
(
シヅ
)
かに覺めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え壓するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて來るのを、覺えたのである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
彼
(
カ
)
の人の眠りは、
徐
(
シヅ
)
かに覺めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え壓するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて來るのを、覺えたのである。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
といふ言葉を前提に、
彼
(
カ
)
れこれ小半時も、頑是のない耳を相手に、滞り勝ちな涙声で話してゐたが、大抵は覚えてゐない。
身毒丸
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
その
唸
(
ウメ
)
き声のとほり、
彼
(
カ
)
の人の
骸
(
ムクロ
)
は、まるでだゞをこねる赤子のように、足もあがゞに、身あがきをば、くり返して居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
纔
(
ワヅ
)
かにさす薄光りも、黒い
巌石
(
ガンセキ
)
が皆吸ひとつたやうに、
岩窟
(
イハムロ
)
の中に見えるものはなかつた。唯けはひ——
彼
(
カ
)
の人の探り歩くらしい空気の微動があつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
膝が、肱が、徐ろに埋れてゐた感覺をとり戻して來るらしく、
彼
(
カ
)
の
人
(
ヒト
)
の頭に響いて居るもの——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
膝が、肱が、徐ろに埋れてゐた感覺をとり戻して來るらしく、
彼
(
カ
)
の
人
(
ヒト
)
の頭に響いて居るもの——。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
明りに照し出されるほど、まとまつた
現
(
ウツ
)
し
身
(
ミ
)
をも、持たぬ
彼
(
カ
)
の人であつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
明りに照し出されるほど、纒つた
現
(
ウツ
)
し
身
(
ミ
)
をも、持たぬ
彼
(
カ
)
の人であつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“彼”の意味
《代名詞》
(か:古語) 遠称。あれ、あちら、あの。
(かれ)三人称。
《名詞》
(かれ)ボーイフレンド又は男性の恋人。
(出典:Wiktionary)
彼
常用漢字
中学
部首:⼻
8画
“彼”を含む語句
彼方
彼女
彼処
彼方此方
彼地
彼奴
彼様
彼岸
彼家
彼処此処
彼處
彼此
彼得
彼等
彼奴等
彼樣
彼是
誰彼
彼所
彼男
...