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ひろっぱ
ふりがな文庫
“
広場
(
ひろっぱ
)” の例文
旧字:
廣場
死んだのは鼓ヶ嶽の裾だった。あの
広場
(
ひろっぱ
)
の雑樹へ
下
(
さが
)
って、
夜
(
よ
)
が明けて、やッと
小止
(
こやみ
)
になった風に、ふらふらとまだ動いていたとさ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
で、二台、月に
提灯
(
かんばん
)
の
灯
(
あかり
)
黄色に、
広場
(
ひろっぱ
)
の端へ
駈込
(
かけこ
)
むと……
石高路
(
いしたかみち
)
をがたがたしながら、板塀の小路、土塀の辻、
径路
(
ちかみち
)
を縫うと見えて、寂しい処幾曲り。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お察し下さい、今でこそ話すが、こりゃ
冥土
(
めいど
)
へ来たのかと思った。あの
広場
(
ひろっぱ
)
を手探りでどうするもんかね。……
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
広場
(
ひろっぱ
)
を抜けると大きな松の木と柳の木が川ぶちにある、その間から
斜向
(
はすかい
)
に向うに見えらあ、可いかい。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御堂
(
みどう
)
横から
蓮
(
はす
)
の池へ廻る
広場
(
ひろっぱ
)
、
大銀杏
(
おおいちょう
)
の根方に
筵
(
むしろ
)
を敷いて、すととん、すととん、と太鼓を
敲
(
たた
)
いて、猿を踊らしていた小僧を、御寮人お珊の方、扇子を
半開
(
はんびらき
)
か何かで、こう反身で見ると
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
左手
(
ゆんで
)
は
洲
(
す
)
の
岬
(
みさき
)
の
蘆原
(
あしはら
)
まで一望
渺
(
びょう
)
たる
広場
(
ひろっぱ
)
、船大工の小屋が
飛々
(
とびとび
)
、離々たる原上の秋の草。風が海手からまともに吹きあてるので、満潮の河心へ乗ってるような船はここにおいて大分揺れる。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“広場”の解説
このページでは、「公共空間の一種」としての広場を説明しています。日本の音楽グループ・いきものがかりのリーダー・水野良樹が立ち上げたソロプロジェクトについては、「HIROBA」を御覧下さい。
広場(ひろば)は、広く開けた場所。特に都市等において集会やレクリエーションなどの機能をもつよう設備された広く平らな場所・歩行者空間のことである。
(出典:Wikipedia)
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“広”で始まる語句
広
広東
広重
広々
広間
広小路
広野
広漠
広汎
広袖