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幾羽
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いくは
ふりがな文庫
“
幾羽
(
いくは
)” の例文
河
(
かは
)
の
面
(
おもて
)
は悲しく灰色に光つてゐて、冬の日の
終
(
をは
)
りを急がす
水蒸気
(
すゐじようき
)
は対岸の
堤
(
つゝみ
)
をおぼろに
霞
(
かす
)
めてゐる。
荷船
(
にぶね
)
の
帆
(
ほ
)
の
間
(
あひだ
)
をば
鴎
(
かもめ
)
が
幾羽
(
いくは
)
となく飛び
交
(
ちが
)
ふ。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
人のきたるか又はあやしきを見れば、かのばん
鳥
(
とり
)
羽
(
は
)
たゝきをなす、
余
(
よ
)
のとりこれをきゝ、いかに
求食
(
あさる
)
ともねぶるとも此羽たゝきをきゝあやまらず、
幾羽
(
いくは
)
も
乱
(
みだれ
)
て
飛
(
とび
)
あがり、さて
列
(
れつ
)
をなして
去
(
さ
)
る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
翔
(
かけ
)
り翔る夕焼つばめ
幾羽
(
いくは
)
つばめ
羽振
(
はぶり
)
疾
(
はや
)
けば
裂尾
(
さきを
)
のみ見ゆ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
幾
常用漢字
中学
部首:⼳
12画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“幾”で始まる語句
幾度
幾
幾何
幾歳
幾日
幾人
幾許
幾年
幾個
幾干