“常連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうれん50.0%
ぜうれん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寄り合っていた悪旗本や御家人ごけにんくずれの常連じょうれんが、母屋で、枕を並べて寝についたその寝入りばなを、逆にくように降ってわいた斬りこみであった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
土生はぶ仙之助をはじめ、化物屋敷の常連じょうれんが、博奕ばくちがくずれて帰路についたところだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
里見さんのは確か修善しゆぜん寺あたりの球突塲たまつきば題材だいざいにしたもので、そこにあつまつてくる温泉客おんせんきやくや町の常連ぜうれんの球突振つきふりそのものをれいの鮮かな筆致ひつちゑがいてあつたかとおもふ。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
そして本くわ二三年の時分には百五十てんにまでせりのぼつて、球突塲たまつきば常連ぜうれんでも大關格せきかくぐらゐになつたが、何としてもそのをり々の分に左右され勝ちな分の本せいあらそへなかつた。
文壇球突物語 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)