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帯
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も
ふりがな文庫
“
帯
(
も
)” の例文
旧字:
帶
奥様があの
艶
(
つや
)
を
帯
(
も
)
った目を細くなすって葡萄酒を召上るさまも、歯医者が例の細い白い手を振って楽しそうに笑うさまも、よく見えました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こうは言うものの、山本さん自身も、
何処
(
どこ
)
かこう支那人臭いところを
帯
(
も
)
って帰って来た。大陸風な、ゆったりとした、
大股
(
おおまた
)
に運んで行くような歩き方からして……
船
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
あの艶を
帯
(
も
)
つた
清
(
すゞ
)
しい
眸
(
ひとみ
)
、物言ふ毎にあらはれる
皓歯
(
しらは
)
、直に
紅
(
あか
)
くなる頬——その真情の
外部
(
そと
)
に輝き
溢
(
あふ
)
れて居る女らしさを考へると、何時の間にか丑松はお志保の
俤
(
おもかげ
)
を描いて居たのである。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
智慧
(
ちえ
)
の深そうな目の御色も時によると
朦朧
(
どんより
)
潤みを
帯
(
も
)
って、疲れ沈んで、物を
凝視
(
みつめ
)
る力も無いという風に変ることが有ました。私は又た旦那様の
顎
(
あご
)
から美しく白く並んだ御歯が
脱出
(
はずれ
)
るのを見かけました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“帯”の解説
帯(おび、帶)とは、着物の上から腰の上に巻いて結ぶことで着物を体に固定させる幅広で紐状の装身具。道具を装用する機能も持つ。
(出典:Wikipedia)
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“帯”を含む語句
世帯
腰帯
帯刀
腹帯
紐帯
革帯
帯革
扱帯
拐帯
世帯染
昼夜帯
携帯
痩世帯
大佩帯
飾帯
臍帯
繃帯
帯紐
兵古帯
新世帯
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