“臍帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:臍帶
読み方割合
さいたい33.3%
せいたい33.3%
へそのお33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ローマにキリストの臍帯さいたいおよび陰前皮まえのかわと、キリストがカタリン女尊者に忍び通うた窓附の一室、またアレキシス尊者登天のはしごあり。
臍帯せいたいを切りはなしたまま、赤ん坊を、夫人の両脚の間に横わらせて置きましたから、私は、産婆に産湯の用意を命じ、看護婦を本邸に走らせてT氏に異変を告げさせました。
印象 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
胎児は正常の位置即ち頭部を足の方に向けて顔の左側を上にしてよこたわってりました。私は臍帯へそのおを切って胎児を取り出し男に見えぬよう手前の方に近く寄せました。胎児は男性でした。
三つの痣 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)