トップ
>
布
>
ぎれ
ふりがな文庫
“
布
(
ぎれ
)” の例文
これは吾輩が自身にボロ
布
(
ぎれ
)
を拾って来て縫付けたもので、このポケットは木綿の
手織縞
(
ておりじま
)
だ。こっちの大きいのは南洋
更紗
(
さらさ
)
の風呂敷で、こっちのは
縮緬
(
ちりめん
)
だから二枚重ねて在る。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
髪は、たしか、
結綿
(
ゆいわた
)
と覚えている。
掛
(
か
)
け
布
(
ぎれ
)
の
緋
(
ひ
)
の
絞
(
しぼ
)
り鹿の子は、少し寝くずれた首すじに、濃むらさきの襟が余りにも似合っていたし、
早熟
(
ませ
)
な十九の男には、眼に痛いほど、
蠱惑
(
こわく
)
だった。
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
其処へ、また、赤や黄や濃い藍染めの更紗
布
(
ぎれ
)
を頭からひっかぶったオロチョンの子供たちがぞろぞろと集って来た。服は
廉物
(
やすもの
)
の白に花模様のキャラコの更紗で、何れも韃靼風のものかと思われた。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
右の手首の形はなく、ゴム
布
(
ぎれ
)
のようなものでグルグル
捲
(
ま
)
いてある。
地中魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“布”の意味
《名詞》
(ぬの)綿や絹といった繊維から織り上げたもの。衣服などの材料となる。
(出典:Wiktionary)
“布”の解説
布(ぬの)とは
織物の総称。織ったもののこと。古くは、(絹(絹織物)と対比して)麻・葛 (くず) などで織ったものを「布」と言っていたが、のちに木綿も含めた。
(広く)繊維類を薄く加工したもの。(織物に限らず、メリヤス生地やレース(編み物の類)、フェルト、不織布まで含めた概念)
(出典:Wikipedia)
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“布”を含む語句
毛布
麻布
被布
白布
赤毛布
絹布
画布
頭布
敷布
帆布
布地
財布
布片
小布
撒布
卓布
垂布
昆布
布衣
上布
...