“差止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしと50.0%
さしとめ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それだけにては愚意わかりかね候につき愚作をも連ねて御評願いたく存居ぞんじおり候えども、あるいは先輩諸氏のいかりに触れて差止さしとめらるるようなことはなきかとそれのみ心配罷在まかりあり候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
学習院に於て余の為可すべかりし演説が某の注意にり院長たる将軍の言によって差止さしとめられたことを聞いた外、乃木将軍とは一回の対面もせず、一通の書信の往復もなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
記事差止さしとめというやつらしいのです。あなたのことも、僕のことも、警察じゃ、ずいぶんくわしく調べていました。僕は、ひどいめにあっちゃった。それは、きびしく調べられました。
火の鳥 (新字新仮名) / 太宰治(著)
打ても差止さしとめおかねば町法が立ざるなりとはげしき言葉に彌々いよ/\恐れ昨夜ゆうべは昨夜女郎にふられ今朝は今朝とて此災難斯までうんわるくなる者か夫に付てもきち野郎やらうは昨夜も一人持囃もてはやされ今朝も先へ拔て歸り仕合者しあはせものよとつぶやき/\自身番屋へ上りこみ檢使けんし出張でばる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)