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川岸
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かはぎし
これは
可い。
如何にも
按摩が
川岸に
立つて
瀬をうかゞうやうに
見える、が、
尋常の
按摩と
違ひがない。
「
誰だ、
誰だ‥‥」と、
小隊の四五
人は
川岸に
立ち
止まつた。
けれども
人間には
智恵といふものがあつて、これには
他の
鳥だの、
獣だのといふ
動物が
企て
及ばない、といふことを、
私が
川岸に
住まつて
居るからつて、
例をあげておさとしであつた。
「
御意、」と
一同川岸に
休息する。
向ふ
岸へのそ/\と
出て
来たものがあつた。