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尼子
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あまこ
ふりがな文庫
“
尼子
(
あまこ
)” の例文
ただ
播州
(
ばんしゅう
)
一国の変ではありませぬ。いまや
尼子
(
あまこ
)
勝久は、その臣、山中鹿之介らを擁して、秀吉の力をかり、上月城を
占拠
(
せんきょ
)
しておる。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
多胡辰敬は
尼子
(
あまこ
)
氏の部将で、
石見
(
いわみ
)
の
刺賀
(
さっか
)
岩山城を守っていた人であるが、その祖先の多胡
重俊
(
しげとし
)
は、将軍
義満
(
よしみつ
)
に仕え、日本一のばくち打ちという評判を取った人であった。
埋もれた日本:――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
そこの番人をしておる水戸の藩士の娘で
薙刀
(
なぎなた
)
の上手なという
尼子
(
あまこ
)
敏子さんに聞いて見る。
別府温泉
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
兄の介錯は高田十兵衛、弟のは村上市右衛門がした。橋谷は
出雲国
(
いずものくに
)
の人で、
尼子
(
あまこ
)
の
末流
(
ばつりゅう
)
である。十四歳のとき忠利に召し出されて、知行百石の
側役
(
そばやく
)
を勤め、食事の毒味をしていた。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
怪敷
(
あやしく
)
思はれし故なりとぞ
其頃
(
そのころ
)
海賊
(
かいぞく
)
二人召捕れ
詮議
(
せんぎ
)
有
(
あり
)
しに是等は八
艘飛
(
さうとび
)
の
與市
(
よいち
)
と云ふ者の子分にて海賊となりし由申ける故其與市は
何方
(
いづかた
)
に
住居
(
すまひ
)
致すやと
糺
(
たゞ
)
されしに海賊共七八年以前
泉州
(
せんしう
)
堺
(
さかひ
)
又は
安藝
(
あき
)
の
宮島
(
みやじま
)
阿州
(
あしう
)
尼子
(
あまこ
)
の
浦
(
うら
)
に
相住
(
あひすみ
)
海中にて西國大名の荷物船へ
飛乘
(
とびのり
)
賊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
その頃、この近郷一帯の、
英田
(
あいた
)
や
讃甘
(
さぬも
)
や勝田の諸郡は、
尼子
(
あまこ
)
氏の侵略をうけて、浦上一族は諸城から敗退の運命を
辿
(
たど
)
っていた。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
原平内という
士
(
さむらい
)
は、もと山中
鹿之介
(
しかのすけ
)
の部下で、
尼子
(
あまこ
)
再興のため、光秀を介して信長へ働きかけ、以後久しく明智家へ寄っていたいわば客臣ともいえる筋目の者だった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尼子
(
あまこ
)
の
遺臣
(
いしん
)
、
山中鹿之介幸盛
(
やまなかしかのすけゆきもり
)
です。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
尼
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“尼子”で始まる語句
尼子経久
尼子義久
尼子氏
尼子勝久