“あまこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
尼子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄の介錯は高田十兵衛、弟のは村上市右衛門がした。橋谷は出雲国いずものくにの人で、尼子あまこ末流ばつりゅうである。十四歳のとき忠利に召し出されて、知行百石の側役そばやくを勤め、食事の毒味をしていた。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
怪敷あやしく思はれし故なりとぞ其頃そのころ海賊かいぞく二人召捕れ詮議せんぎありしに是等は八艘飛さうとび與市よいちと云ふ者の子分にて海賊となりし由申ける故其與市は何方いづかた住居すまひ致すやとたゞされしに海賊共七八年以前泉州せんしうさかひ又は安藝あき宮島みやじま阿州あしう尼子あまこうら相住あひすみ海中にて西國大名の荷物船へ飛乘とびのり賊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その頃、この近郷一帯の、英田あいた讃甘さぬもや勝田の諸郡は、尼子あまこ氏の侵略をうけて、浦上一族は諸城から敗退の運命を辿たどっていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)