“寸斷(ずた)” の例文
新字:寸断
與(よ)四郎(らう)は忽(たちま)ち顏(かほ)の色(いろ)青(あを)く赤(あか)く、唇(くちびる)を震(ふる)はせて惡婆(あくば)、と呌(さけ)びしが、怒氣(どき)心頭(しんとう)に起(おこ)つて、身(み)よりは黒烟(くろけふ)りの立(た)つ如(ごと)く、紙幣(しへい)も文(ふみ)も寸斷(ずた)/\に裂(さ)いて捨(す)てゝ、直然(すつく)と立(たち)しさま人(ひと)見(み)なば如何(いか)なりけん。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)