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宿元
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やどもと
ふりがな文庫
“
宿元
(
やどもと
)” の例文
あの下女さえいなければ
斯様
(
かよう
)
な事もあるまいから、いっそ
宿元
(
やどもと
)
へ下げて仕舞おうか、いや/\待てよ、宿へ下げ、あの通りに喋られては大変だ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兎角
(
とかく
)
するうちに三月になつて、
美吉屋
(
みよしや
)
にも奉公人の
出代
(
でかはり
)
があつた。その時女中の一人が
平野郷
(
ひらのがう
)
の
宿元
(
やどもと
)
に帰つてこんな話をした。美吉屋では不思議に米が多くいる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
宿元
(
やどもと
)
へさがっても、決して、ひとにはいうなと、何か検校から口止めされた事でもないか」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
返さんと馬喰町へ
到
(
いた
)
りて
段々
(
だん/\
)
承
(
うけた
)
まはり候へども何分市之丞の住所相知れ申さず
據
(
よんど
)
ころなく
宿元
(
やどもと
)
へ歸り候然るに質屋よりは又々流れの
催促
(
さいそく
)
ゆゑ
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も此金子を
融通
(
ゆうづう
)
いたし質物を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
以つて同人
宿元
(
やどもと
)
へ御引渡し成下され候樣願ひ奉つり候と申により其段役人より奉行へ申立しかば越前守殿
聞屆
(
きゝとゞ
)
けられ
早速
(
さつそく
)
召捕
(
めしとり
)
方申付られしにより同心兩人源右衞門に案内させ右酒屋に到りて彼のものに
對
(
むか
)
ひ
其方
(
そのはう
)
亂心
(
らんしん
)
と相見え
居酒屋
(
ゐざかや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
算
(
かぞ
)
ふれば廿五兩一分の利にして百二十兩となる
依
(
よつ
)
て元利合せて二百二十兩四郎右衞門へ
返
(
かへ
)
すべし
早速
(
さつそく
)
宿元
(
やどもと
)
より
取寄
(
とりよす
)
べしと申渡さる
誠
(
まこと
)
に
理
(
り
)
の
當然
(
たうぜん
)
なれば三郎兵衞は是非なく
畏
(
かしこま
)
るとは申ものゝ
只今
(
たゞいま
)
二百二十兩の金子
匇々
(
なか/\
)
以て
出來
(
でき
)
兼
(
かね
)
候により何分
御勘辨下
(
ごかんべんくだ
)
さるべしと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“宿元”で始まる語句
宿元景