“姉上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あねうへ66.7%
あねうえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お姉上あねうへ。」——いや、二十幾年にじふいくねんぶりかで、近頃ちかごろつたが、夫人ふじん矢張やつぱり、年上としうへのやうな心持こゝろもちがするとかふ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御内端おうちばすぎてのお物思ものおもひくよ/\ばかあそばせばこそ昨日今日きのふけふ御顏色おいろもわるし御病おわづらひでもあそばしたら御兩親をふたかたさまはさらなることなりまをすも慮外りよぐわいながらいもとおもふぞとての御慈愛じあい姉上あねうへ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
公子 姉上あねうえが、それを。——さぞ、御秘蔵のものでしょう。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)