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奴
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つぶね
ふりがな文庫
“
奴
(
つぶね
)” の例文
おなじ
六八
浅ましき
奴
(
つぶね
)
なりとも、
京
(
みやこ
)
は人の情もありと聞けば、
渠
(
かれ
)
をば京に送りやりて、
六九
栄
(
よし
)
ある人に仕へさせたく思ふなり。我かくてあれば
万
(
よろづ
)
に貧しかりぬべし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
父は磯良が
五九
切なる
行止
(
ふるまひ
)
を見るに忍びず、正太郎を責めて
押籠
(
おしこ
)
めける。磯良これを悲しがりて、
六〇
朝夕の
奴
(
つぶね
)
も
殊
(
こと
)
に
実
(
まめ
)
やかに、かつ袖が方へも
私
(
ひそか
)
に物を
餉
(
おく
)
りて、
信
(
まこと
)
のかぎりをつくしける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
赤穴
(
あかな
)
、
母子
(
おやこ
)
にむかひて、吾が近江を
遁
(
のが
)
れ来りしも、雲州の
動静
(
やうす
)
を見んためなれば、一たび
下向
(
くだ
)
りてやがて帰り来り、
五一
菽水
(
しゆくすゐ
)
の
奴
(
つぶね
)
に
御恩
(
めぐみ
)
をかへしたてまつるべし。
五二
今のわかれを給へといふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
“奴”の意味
《名詞》
(やっこ)(家つ子の転)家来、家の子。
(やっこ)徳川時代における武家の下僕、中間。
(やっこ)徳川時代の侠客。
(やつ)人や物などをぞんざいに言う語。
(出典:Wiktionary)
“奴”の解説
奴(やっこ)は、江戸時代の武家の下僕のこと。『古事記』が編纂された古代においては奴は奴隷階級を意味したと考えられる。
(出典:Wikipedia)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“奴”を含む語句
彼奴
奴婢
奴隷
彼奴等
奴輩
何奴
奴等
奴僕
這奴
黒奴
奴凧
匈奴
守銭奴
此奴等
畜生奴
小奴
冷奴
農奴
渠奴
爺奴
...