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天衣無縫
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てんいむほう
ふりがな文庫
“
天衣無縫
(
てんいむほう
)” の例文
實際
(
じつさい
)
、
運
(
うん
)
のつかない
時
(
とき
)
と
來
(
き
)
たらこれほど
憂欝
(
いううつ
)
な
遊
(
あそ
)
びはないし、
逆
(
ぎやく
)
に
運
(
うん
)
の
波
(
なみ
)
に
乘
(
の
)
つて
天衣無縫
(
てんいむほう
)
に
牌
(
パイ
)
の
扱
(
あつか
)
へる
時
(
とき
)
ほど
麻雀
(
マージヤン
)
に
快
(
こゝろよ
)
い
陶醉
(
たうすゐ
)
を
感
(
かん
)
じる
時
(
とき
)
はない。
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
この辺で止めて置けば万事が
天衣無縫
(
てんいむほう
)
で、彼女の正体も暴露されず、私の病院も依然としてマスコットを失わずにすんだ訳であったが、
好事
(
こうず
)
魔
(
ま
)
多し、とでも言おうか。
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
わが御主君といえども、筑前守の天性の大気と、
天衣無縫
(
てんいむほう
)
の
茫
(
ぼう
)
とした人がらにある衆望には、到底、及ばないものがある。時人は
滔々
(
とうとう
)
この人の
驥尾
(
きび
)
に付し、時勢は着々この人に次代を
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そういう意味で先生の研究指導ぶりは、
天衣無縫
(
てんいむほう
)
の域に達していたと言えよう。
寺田先生の追憶:――大学卒業前後の思い出――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
併
(
しか
)
し、その復讐に対する、俺の返り討の手際が、どんなにまあ鮮かなものだったろう。天才と天才の一騎討ちだ。
天衣無縫
(
てんいむほう
)
の芸術だ。彼奴がその前半を受持ち、俺が後半を受持った所の一大芸術品だ。
恐ろしき錯誤
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“天衣”で始まる語句
天衣
天衣紛
天衣紛上野初花
天衣綵花
天衣織女