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大藪
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おほやぶ
ふりがな文庫
“
大藪
(
おほやぶ
)” の例文
「夜店で買つた、大なまくらですが、血が附いて居て、氣味が惡いから、朝のうちに外へ出たとき、御隱殿裏の
大藪
(
おほやぶ
)
に捨ててしまひました」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
兩側
(
りやうがは
)
に
大藪
(
おほやぶ
)
があるから、
俗
(
ぞく
)
に
暗
(
くら
)
がり
坂
(
ざか
)
と
稱
(
とな
)
へる
位
(
ぐらゐ
)
、
竹
(
たけ
)
の
葉
(
は
)
の
空
(
そら
)
を
鎖
(
とざ
)
して
眞暗
(
まつくら
)
な
中
(
なか
)
から、
烏瓜
(
からすうり
)
の
花
(
はな
)
が
一面
(
いちめん
)
に、
白
(
しろ
)
い
星
(
ほし
)
のやうな
瓣
(
はなびら
)
を
吐
(
は
)
いて、
東雲
(
しのゝめ
)
の
色
(
いろ
)
が
颯
(
さつ
)
と
射
(
さ
)
す。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
然
(
さ
)
ればこそ
山蛭
(
やまびる
)
の
大藪
(
おほやぶ
)
へ
入
(
はい
)
らうといふ
少
(
すこ
)
し
前
(
まへ
)
から
其
(
そ
)
の
音
(
おと
)
を。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「そいつは
幇間
(
たいこ
)
醫者の
大藪
(
おほやぶ
)
醫者だらう」
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
藪
漢検準1級
部首:⾋
18画
“大藪”で始まる語句
大藪地
大藪道
大藪地帯