大義たいぎ)” の例文
「否とよ将軍、すでにお忘れありしか。むかし少年の日、あなたが我に教えた語には、大義たいぎしんめっすとあったではないか。——それっ諸将。あの白髪首しらがくびを争い奪れっ。恩賞は望みのままぞ!」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けだし、日本につぽん臣民しんみん如何いかなる塲合ばあひおいても、そのおもふよりも、くにおもことだいなれば、すくふに良策りようさくなくば、ふ、大義たいぎため吾等われら見捨みすたまへ、吾等われら運命うんめいやすんじて、ほねこの山中さんちううづめん。
大義たいぎのために齷齪することの愚かしさよとやさとり給うらん。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
大義たいぎ大慈悲だいじひ
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)