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大略
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たいりゃく
ふりがな文庫
“
大略
(
たいりゃく
)” の例文
「そこでございます、
御新姐
(
ごしんぞ
)
はな、
年紀
(
とし
)
は、さて、
誰
(
たれ
)
が目にも
大略
(
たいりゃく
)
は分ります、先ず二十三、四、それとも五、六かと言う
処
(
ところ
)
で、」
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
何か不吉なことがあると、必らずこの音を聞いたと、この自伝の中に書いてあるが、これが
爰
(
ここ
)
に
所謂
(
いわゆる
)
『不吉な音』の
大略
(
たいりゃく
)
であるのだ。
不吉の音と学士会院の鐘
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
私は
大略
(
たいりゃく
)
事
(
こと
)
の
仔細
(
しさい
)
を打あけて、老人の助力を乞うた。どうしても今暫く、この島に
踏止
(
ふみとど
)
まっていたいと云い張った。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
意味を考えることは別問題として
有
(
あり
)
の
儘
(
まま
)
だけをお伝えする。これが鐘の
響
(
ひびき
)
と女の死というような『上野の鐘』の
大略
(
たいりゃく
)
で、十二時を報じた時の鐘であったという。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
その
訊問
(
じんもん
)
の
模様
(
もよう
)
は、
大略
(
たいりゃく
)
次
(
つぎ
)
の
如
(
ごと
)
きものであつた。
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
▼ もっと見る
これが『白い光り』と題した話の
大略
(
たいりゃく
)
である。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
“大略”の意味
《名詞》
大略(たいりゃく)
優れた知略。
大要。あらまし。
《形容動詞》
おおよそ。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
略
常用漢字
小5
部首:⽥
11画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫