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大氣焔
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だいきえん
端ては
半燒酎を
村の
子に
頼んで
買ひに
遣つて、それを
飮みながら
大氣焔を
吐く。
留守居の
女中は
烟に
卷れながら、
茶を
入れて
出す。
菓子を
出す。
道頓堀から
糸屋の
娘……
女朝日奈の
島めぐりで、わしが、ラバさん
酋長の
娘、と
南洋で
大氣焔。
大氣焔で
以て
威張り
散らされるので、
品川軍は
散々の
敗北。
文海子が
歸りに
寄つて
呉れといふのも
聽かず、
望蜀生を
連れて、せツせと
歸り
支度した。ぷツぷツ
憤つてゞある。
それで
考へても
幻翁の
大氣焔は
知るべしである。