大毒だいどく)” の例文
... 亜米利加あめりかの医者は鰻の血清を取って蝮蛇にまれた人の毒を療治するそうだが好結果らしいというね」大原「そんな大毒だいどくなものを今まで人間が平気で食べていてよく中毒を ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
いいだからくでない。そんなにくと、がみんなあたまのぼってしまって大毒だいどくだ。みなさんが、あれ、あんなにわらっていなさる……さあ、もう、いいだから、かんでおくれ。
泣きんぼうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分じぶんおしずしなるものを一つつまんでたがぎてとてもへぬのでおめにしてさら辨當べんたうの一ぐうはしけてたがポロ/\めし病人びやうにん大毒だいどくさとり、これも御免ごめんかうむり、元來ぐわんらい小食せうしよく自分じぶん
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)