夢窓國師むさうこくし)” の例文
新字:夢窓国師
此時このとき堂上だうじやうそう一齊いつせい合掌がつしやうして、夢窓國師むさうこくし遺誡ゐかいじゆはじめた。おもひ/\にせきつた宗助そうすけ前後ぜんごにゐる居士こじみな同音どうおん調子てうしあはせた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
僕の一番に喜びを感じたことは、遠州ゑんしう相阿彌さうあみ夢窓國師むさうこくしの考へてゐたことと、どれだけも僕の考へてゐることにまちがひのないことであつた。
京洛日記 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
云々うん/\といふ、あまながくはないものであつた。宗助そうすけはじ夢窓國師むさうこくし何人なんぴとなるかをらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宜道ぎだうからこの夢窓國師むさうこくし大燈國師だいとうこくしとは、禪門ぜんもん中興ちゆうこうであるとことをそはつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)