トップ
>
夜行
>
やこう
ふりがな文庫
“
夜行
(
やこう
)” の例文
お
母
(
かあ
)
さんの
達者
(
たっしゃ
)
のことがわかったうえは、いまからすぐに
夜行
(
やこう
)
に
乗
(
の
)
って、
東京
(
とうきょう
)
へゆくことにしようと、
真吉
(
しんきち
)
は、
思
(
おも
)
いました。
真吉とお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
と——やがて約束の
亥
(
い
)
の
刻
(
こく
)
ごろ、
浜辺
(
はまべ
)
のほうから、百
鬼
(
き
)
夜行
(
やこう
)
、
八幡船
(
ばはんせん
)
の黒々とした一列が、
松明
(
たいまつ
)
ももたずに、シトシトと足音そろえて、ここへさしてくる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唯
(
たゞ
)
軒下
(
のきした
)
を
行
(
ゆき
)
かよふ
夜行
(
やこう
)
の
巡査
(
じゆんさ
)
の
靴音
(
くつおと
)
のみ
高
(
たか
)
かりき。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
きよは、その
日
(
ひ
)
の
夜行
(
やこう
)
で
立
(
た
)
つことになりました。
常
(
つね
)
なら、はじめて
田舎
(
いなか
)
へ
帰
(
かえ
)
るので
楽
(
たの
)
しかろうものを、
打
(
う
)
ち
沈
(
しず
)
んでいる
顔
(
かお
)
つきを
見
(
み
)
ると、かわいそうでなりませんでした。
北風にたこは上がる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夜行
(
やこう
)
でたった、きよからは、
着
(
つ
)
くとすぐに
手紙
(
てがみ
)
がまいりました。
雪の降った日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“夜行”の意味
《名詞》
夜行(やこう、やぎょう)
(やこう、やぎょう)夜間に出歩いてどこかへ行くこと。
(やこう)夜間に運行すること。また、そのような交通機関。
(やこう)動物か主に夜間に行動すること。
(出典:Wiktionary)
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“夜行”で始まる語句
夜行太
夜行繪
夜行軍
夜行列車