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外面
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うわべ
ふりがな文庫
“
外面
(
うわべ
)” の例文
外面
(
うわべ
)
丈
(
だけ
)
は可なり
鄭重
(
ていちょう
)
に、直也を引いた。直也は、その口を一文字に
緊
(
ひ
)
きしめたまゝ、黙々として一言も発しなかった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
つまりは
外面
(
うわべ
)
はあまり
似
(
に
)
ないくせに、
底
(
そこ
)
の
方
(
ほう
)
でよく
似
(
に
)
て
居
(
い
)
ると
言
(
い
)
った、よほど
不思議
(
ふしぎ
)
な
似方
(
にかた
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
しかも世人の多くはただその
外面
(
うわべ
)
のみの観察から、部落民は疑い深いものである、近づき難いものであるときめてしまって、
他人
(
ひと
)
のことよりもまずわがことと
融和促進
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
鱗が重なり重なッて髪の
外面
(
うわべ
)
を包んで居ます丁度筍の皮の様な
按排式
(
あんばいしき
)
に鱗は皆根から
梢
(
すえ
)
へ向て居るのです
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ああなると
神通力
(
じんずうりき
)
を得ておいでなさるから、とても
外面
(
うわべ
)
だけを飾って出たところで仕方がありませんな
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
其の
互
(
たがい
)
に笑うのを師匠が見ると
外面
(
うわべ
)
へは
顕
(
あら
)
わさないが、何か訳が有るかと思って心では
妬
(
や
)
きます。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
よし
外面
(
うわべ
)
だけの紳士にせよ、この世にはじつに少ないのではないか。
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
名主へ行って話をして、
彼
(
あ
)
れは
外面
(
うわべ
)
は
瓦落
(
がら
)
/\して、鼻先ばかり
悪徒
(
あくとう
)
じみて居りますが、腹の中はそれほど
巧
(
たくみ
)
のある奴では無いと、
斯
(
こ
)
う己が
執成
(
とりな
)
して置いたから
居
(
い
)
られる、云はゞ恩人だ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これへ縛り付けて
行
(
ゆ
)
くからは、身でも投げたか、但しは雑木山へでも入って首でも
縊
(
くゝ
)
って死んだかと思って、山川を捜したが判りませんので、おかめは心の中で嬉しいが、
外面
(
うわべ
)
では五八に言付けて
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“外面”の意味
《名詞》
外 面(がいめん、げめん)
(がいめん、げめん)物の外側の表面。
(げめん)外に現れた顔つき。
(がいめん)外に現れた様子。外見。
(出典:Wiktionary)
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“外面”で始まる語句
外面如菩薩
外面如菩薩内心如夜叉
外面女𦬇
外面如𦬇
外面焦
外面的
外面似菩薩
外面女菩薩