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執行
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しゅぎょう
ふりがな文庫
“
執行
(
しゅぎょう
)” の例文
すなはち翌延宝六年
戊午
(
つちのえうま
)
二月二十一日の
吉辰
(
きっしん
)
を
卜
(
ぼく
)
して往生講式七門の説法を講じ、浄土三部経を
読誦
(
どくじゅ
)
して七日に亘る大供養
大施餓鬼
(
だいせがき
)
を
執行
(
しゅぎょう
)
す。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
やがて、法勝寺
執行
(
しゅぎょう
)
俊寛、丹波少将成経、平判官康頼の三人は、清盛の命令で
薩摩潟
(
さつまがた
)
の
鬼界ヶ島
(
きかいがしま
)
に流されることになった。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
しかし高平太は
憎
(
にく
)
むばかりか、内心おれを恐れている。おれは
前
(
さき
)
の
法勝寺
(
ほっしょうじ
)
の
執行
(
しゅぎょう
)
じゃ。
兵仗
(
へいじょう
)
の道は知る筈がない。が、天下は思いのほか、おれの議論に応ずるかも知れぬ。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
たとえば今の日本政府にていえば、大蔵の官吏、必ずしも経済学を
執行
(
しゅぎょう
)
したる者に非ず、文部の官吏、必ずしも教育論を研究したるに非ざるも、その実際に事のあがるは今日の如し。
経世の学、また講究すべし
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
有王 わしは
都
(
みやこ
)
から来た者だが、(俊寛、都と聞いて驚いて有王を見る)この島に
法勝寺
(
ほっしょうじ
)
の
執行
(
しゅぎょう
)
俊寛
僧都
(
そうず
)
と申す方が十年前よりお渡りになっているはずだが、もしやご存じあるまいか。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
▼ もっと見る
四条五条の橋の上にて大
施餓鬼
(
せがき
)
を
執行
(
しゅぎょう
)
せしめられましたところ、公儀よりは一紙半銭の御喜捨もなく、
費
(
つい
)
えは
悉
(
ことごと
)
く僧徒衆の肩にかかり、相国寺のみにても二百貫文を背負い込んだとやら。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
「——
近江
(
おうみの
)
中将
蓮浄
(
れんじょう
)
どの、
法勝寺
(
ほっしょうじ
)
の
執行
(
しゅぎょう
)
俊寛僧都
(
しゅんかんそうず
)
、
山城守基兼
(
やましろのかみもとかね
)
どの、
式部大輔正綱
(
しきぶだいふまさつな
)
どの、
平判官康頼
(
へいほうがんやすより
)
どの、また、
新判官資行
(
しんほうがんすけゆき
)
どのを始めとして、かく申す
右衛門尉
(
うえもんのじょう
)
、ならびに、
蔵人行綱
(
くろうどゆきつな
)
」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もしや、このあたりに都から流された
法勝寺
(
ほっしょうじ
)
の
執行
(
しゅぎょう
)
、俊寛僧都のお行方、ご存じありませぬか?」
現代語訳 平家物語:03 第三巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
四条五条の橋の上にて大
施餓鬼
(
せがき
)
を
執行
(
しゅぎょう
)
せしめられましたところ、公儀よりは一紙半銭の御喜捨もなく、
費
(
つい
)
えは
悉
(
ことごと
)
く僧徒衆の肩にかかり、相国寺のみにても二百貫文を背負ひ込んだとやら。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
ただに今日、熱中奔走する者のみならず、内外に
執行
(
しゅぎょう
)
する書生にいたるまでも、法律を学ぶ者は司法省をねらい、経済学に志す者は大蔵省を目的とし、工学を勉強するは工部に入らんがためなり。
学者安心論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“執行”で始まる語句
執行金
執行猶予
執行能円
執行猶予書