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垂頭
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うつむ
ふりがな文庫
“
垂頭
(
うつむ
)” の例文
周三は
垂頭
(
うつむ
)
き加減で、默ツて、
神妙
(
しんめう
)
に聞いてゐたが、
突如
(
だしぬけ
)
に、「だが、其の
贅澤
(
ぜいたく
)
を行ツてゐた時分と、今と、何方が氣樂だと思ひます。」とぶしつけに
訊
(
たづ
)
ねる。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
天
(
てん
)
は
今
(
いま
)
やかの
朝日島
(
あさひたう
)
に
苦
(
くるし
)
める
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
の
誠忠
(
せいちう
)
をば
遂
(
つひ
)
に
見捨
(
みす
)
てなかつたかと、
兩人
(
ふたり
)
は
不測
(
そゞろ
)
に
感涙
(
かんるい
)
の
流
(
なが
)
るゝ
樣
(
やう
)
に
覺
(
おぼ
)
えて、
私
(
わたくし
)
は
垂頭
(
うつむ
)
き、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
は
顏
(
かほ
)
を
横向
(
よこむ
)
けると、
此時
(
このとき
)
吾等
(
われら
)
の
傍
(
かたはら
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
的中
(
てつきり
)
星を
指
(
さ
)
されて、自分は
忸怩
(
もじ/\
)
しながら、默ツて
垂頭
(
うつむ
)
いてゐた。
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂氷
垂簾
垂水