“垂水”の読み方と例文
読み方割合
たるみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
進軍令と同時に、磯の垂水たるみ——塩谷——須磨——妙法寺川——へと行動をおこしていた陸勢の三万余騎である。——尊氏は目も放たない。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
図566は鹿児島の向うの桜島山の輪郭を、鹿児島の南八マイル、湾の西岸にある垂水たるみ〔大隅の垂水ならばこの記述は誤である。
石激いはばしる」は「垂水たるみ」の枕詞として用いているが、意味の分かっているもので、形状言の形式化・様式化・純化せられたものと看做みなし得る。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)