トップ
>
在世
>
ざいせい
ふりがな文庫
“
在世
(
ざいせい
)” の例文
信玄公
(
しんげんこう
)
のご
在世
(
ざいせい
)
まで、
代々
(
だいだい
)
武田家
(
たけだけ
)
より
社領
(
しゃりょう
)
のご
寄進
(
きしん
)
もあったこの山のことゆえ、もしや、ご
承知
(
しょうち
)
もあろうかと、おうかがいにでましたしだいで
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
井上源兵衛といえば、九両三人
扶持
(
ぶち
)
を頂いて、小身ながらも、君候
在世
(
ざいせい
)
の
砌
(
みぎ
)
りはお勝手元勘定方を勤めていた老人である。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
紅葉先生
(
こうえふせんせい
)
在世
(
ざいせい
)
のころ、
名古屋
(
なごや
)
に
金色夜叉夫人
(
こんじきやしやふじん
)
といふ、
若
(
わか
)
い
奇麗
(
きれい
)
な
夫人
(
ふじん
)
があつた。
申
(
まを
)
すまでもなく、
最大
(
さいだい
)
なる
愛讀者
(
あいどくしや
)
で、
宮
(
みや
)
さん、
貫一
(
くわんいち
)
でなければ
夜
(
よ
)
も
明
(
あ
)
けない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彼女の育ての父親が
在世
(
ざいせい
)
の頃、その系図書きを色々調べて、随分本当の親達を
尋
(
たず
)
ね出そうと骨折ったのだ。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「海底超人の恐るべき実力にたいしては、とうてい人類はその敵でない。しかし賢明なるロロー殿下の
在世
(
ざいせい
)
されるかぎり、両者の衝突は未然に防止できるだろう。それは両者にとって、幸運なことといわなければならない」
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「さようでござりましょうとも、
信玄公
(
しんげんこう
)
ご
在世
(
ざいせい
)
のころからくらべれば
比較
(
ひかく
)
にならないと、
町人
(
ちょうにん
)
たちもささやいております」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この鞠ぬすみは
伊賀流
(
いがりゅう
)
と
甲賀流
(
こうがりゅう
)
のものが、かつて
信長
(
のぶなが
)
の
在世
(
ざいせい
)
当時、
安土城
(
あづちじょう
)
で試合をしたこともあるし、それよりいぜんには、
仙洞御所
(
せんとうごしょ
)
のお庭さきで
月卿雲客
(
げっけいうんかく
)
の前で、
叡覧
(
えいらん
)
に
供
(
きょう
)
したこともあって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“在世”の意味
《名詞》
(ざいせい、ざいせ)この世に生存していること。
(ざいせ)釈迦が生存していたとき。
(出典:Wiktionary)
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“在世”で始まる語句
在世中
在世成仏